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【2025年】カーリースおすすめ人気ランキングトップ10

カーリースの会社は実にさまざまで、各社が工夫を凝らした魅力的なサービスを展開しています。ここでは、なかでも人気の高いものを紹介しつつ、ご自身にとってベストなカーリースを見つけられるよう、それらを比較・検討するにあたって注意したほうがよい点について説明します。

目次

  • 1.カーリースはカーローンやカーシェアとどう違うの?
  • 2.カーリースの選び方はコレ! 失敗しないための5つのポイントを紹介
  • 3.カーリースおすすめランキングベスト10
  • 4.カーリースのメリットとは?
  • 5.カーリースのデメリットとは?
  • 6.カーリースはこんな人に向いている!
  • 7.カーリース利用開始までの流れを紹介
  • 8.カーリースについてのよくある質問
  • 9.まとめ

1.カーリースはカーローンやカーシェアとどう違うの?

近年、新しいクルマの使い方として人気上昇中のカーリース。その一番の理由は、もちろん「気軽に定額制で新車に乗れる」という点にあります。

カーリースとは?

クルマ(car)を借りる(lease)、カーリース。読んで字のごとく、カーリースとは、「専門業者がユーザーの代わりにクルマを購入し、料金の支払いに応じて貸し出す」というサービスです。

もちろん、それがカーライフを送るためのほかの手段、例えばカーローンやカーシェアに比べてお得かどうかは、個人の事情や使い方にもよります。そのうえでいえば、カーリースは「料金が“コミコミ”の“定額”である」のが大きな特徴。

具体的には税金や、いわゆる強制保険である自賠責保険、各種手数料といった諸費用が含まれていて、ディーラーでクルマを購入する場合には必要になる、比較的大きな出費が伴わないというのもポイントです。

カーローンでの購入、カーシェアとどう違う?

カーローンは購入方法の一種で、通常のローン同様、車両代と手数料を合わせて月賦払いができる仕組み。支払い後に車両を自己所有したい人に向いているといえます。

 カーリースカーローン(クルマの購入)
メリット・諸手続きを代行してもらえる
・マイカーのように乗れる
・出費が一定のため安心できる
・予算内で自由に車両を選べる
・費用は分割での支払いになる
デメリット・車両の維持管理に注意が必要
・中途解約は違約金を伴う
・月の走行距離には制限がある
・所有権はユーザー側にない
・ローン返済前の車両売却は不可
・金利手数料がかかる
目的月々定額でマイカーのように使いたい最終的にはクルマを所有したい

またカーシェアは、会員登録をしたうえで必要なときだけ定められたシェアの場に赴きクルマを借りられるサービス。限定的に使って払えることから、短時間の利用に向いており、クルマに乗る頻度が比較的高くないユーザーに人気があります。

2.カーリースの選び方はコレ! 失敗しないための5つのポイントを紹介

  • 3-1.費用は“トータルコスト”で考える
  • 3-2.契約期間と費用の関係を知っておく
  • 3-3.将来の「残価精算」で契約が変わる
  • 3-4.サポートとオプションも要チェック

2-1.費用は“トータルコスト”で考える

カーリースは、「料金がコミコミ定額」なのがサービスの大きな特徴です。料金には税金や保険料など自動車にかかわるコストのほとんどが含まれ、“月々いくらの定額”で利用できるというのが大きな特徴です。

この月額料金とそれに含まれる費用は、カーリースの業者によりさまざま。カーリースの料金が安い代わりに別途実費での支払いが必要になるケースもありますし、その逆もしかりです。どちらがいいというものでもありません。例えば、任意保険を個別に加入することでコストを下げられる可能性がある一方、契約などの手間はかかります。

カーリースの特長を生かしつつコストを抑え、自分自身にとって最も満足度の高い契約とするためには、月額料金に含まれる項目と、別途支払いが必要になるものをしっかり確認し、“総額”を把握することが大事です。細かなオプションに至るまで、トータルコストという観点でじっくり検討しましょう。

2-2.契約期間と費用の関係を知っておく

契約には「期間」がつきもの。カーリースもまた、契約期間の選定が必要になります。

期間を前提とした多くの契約と同様に、カーリースも中途解約した場合にはコスト的なデメリットが生じます。そのほか、契約年数の長短により月々の費用負担は変動しますし、契約期間半ばでの乗り換えが可能な(しかし費用の上乗せや条件がある)プランも用意されています。

月額料金は契約期間でどれくらい違うの?

カーリースの月額料金は、契約期間でどれくらい変わってくるかも確認してみましょう。コスモMyカーリースで「ホンダN-BOX」を36カ月(3年)/60カ月(5年)/84カ月(7年)で契約したときの月額料金はそれぞれ次のとおりです。

契約期間リース料金(税込み)
36カ月(3年)月々3万3990円(年間40万7880 円)
60カ月(5年)月々2万8050円(年間33万6600円)
84カ月(7年)月々2万3320円(年間27万9840円)

出典:コスモMyカーリース公式サイト 「カーリースは何年間から利用できる?契約期間の選び方は?」
条件:2023年4月のリース料金。設定条件はグレード(G 660cc FF車 AT 5ドア 27km/リッター)、カーナビ・ETCなし、ホワイトパック(メンテナンスなし)、頭金・ボーナス払いなし、月間走行距離1000km以下な

2-3.将来の「残価精算」で契約が変わる

「オープンエンド」「クローズドエンド」という言葉をご存じでしょうか?

カーリース契約の契約満了時に残存価値がどれだけあるかを利用者に明示したうえでリース契約を締結し、実際の満了時に、その残価と市場価格との差額を利用者が精算するのがオープンエンド方式。一方のクローズドエンド方式は、残存額を示すことなく、その変動に伴うリスクをリース会社側が負うという方式です。

 オープンエンド方式クローズドエンド方式
契約後の残価公開非公開
月額費用安い高い
契約満了後の残価精算ありなし
契約後の選択肢精算して返却
リース期間の延長
そのまま返却
リース期間の延長

2-4.サポートとオプションも要チェック

さまざまな費用がコミコミになっているカーリースでは、利用者のサポートサービスもメリットのひとつに挙げられています。特に、クルマについて詳しくない利用者にとっては、車両に関するトラブルや契約上の不明点について相談にのってもらえるのは、心強いポイントといえるでしょう。

カーリース業者の選定にあたっては、メンテナンス・点検に関することをはじめ、どんなサポート内容が期待できるのか、事前に調べておくと安心できます。そのうえでサポート内容に十分な満足が得られなければ、オプションサービスを利用することでニーズを補うという手もあります。

例えば、月の利用量=走行距離についてはどうでしょう。「残価」の関係で、カーリースで使われる車両には月あたりの走行可能距離が制限されています。つまり、超過分については別途料金を支払う必要があるのです。こうした点が気になる方は、距離の制限をなくせるオプションやプランを選択するとよいでしょう。

車両のメンテナンスに関することも、オプションとして扱われることが多い分野です。カーリースではその基本的な費用が月額料金に含まれますが、点検や消耗品の交換など、“コミコミ”の内容により複数のメンテナンスプランを用意するカーリース会社も少なくありません。ご自身のニーズに合わせて検討することをお勧めします。

3.カーリースおすすめランキングベスト10

  • 1位:MOTAカーリース
  • 2位:KINTO
  • 3位:オリックスカーリース
  • 4位:コスモMyカーリース
  • 5位:ENEOS新車のサブスク
  • 6位:定額カルモくん
  • 7位:SOMPOで乗ーる
  • 8位:グーネット定額乗り
  • 9位:カーコンカーリース
  • 10位:noruca(ノルカ)

それではおすすめのカーリースを紹介していきます。webCGでは3万人のメルマガ会員に対し、カーリースに関する独自のアンケートを実施。webCGがおすすめするカーリースサービスのうち、webCGユーザーが注目しているカーリースサービスをランキングとして並べました。

リーズナブルな料金を強みにしていたり、カーリースのデメリットとされている「契約終了時の車両返却」「走行距離制限」などを独自のサービスで改善していたりと、さまざまな特徴が見られます。ぜひカーリース選びの参考にしてください。

1位:MOTAカーリース

MOTAカーリースの特徴は……

  • 全車種が残価設定なしのカーリース。契約満了時にはそのまま車両をもらえる。
  • 走行距離に制限がなく、マイカー感覚で乗ることができる。
  • リース期間に応じて、メンテナンスで使える無料クーポンが付帯する(一部、ユーザー負担あり)。

MOTAカーリース 公式サイトへ

2位:KINTO

KINTOの特徴は……

  • コンパクトカーからSUV、ミニバン、セダンにいたるまで、トヨタおよびレクサスブランドの豊富な車種をラインナップ。
  • 初期費用ゼロ円の「初期費用フリープラン」や、いつでも費用負担なしでクルマを手放せる「解約金フリープラン」を用意。気軽に始めて気軽に解約できる。
  • コミコミの料金プランには、家族までカバーされる任意保険も。メンテナンスの内容にタイヤ交換まで含むなど、ユーザーの安心感を高めるサービスを提供。
  • いつでもウェブサイトで検討・申し込みが可能。オンライン相談などでプロがサポートしてくれる。
  • プラグインハイブリッド車(PHEV)および電気自動車を選択し、特定の条件で契約をすれば「CEV補助金」の支給を受けられる。
  • 【車種追加情報】「トヨタ・ランドクルーザー“250”」および「レクサスLM」、スバル車、プラグインハイブリッド車(PHEV)の取扱いを開始しました。

KINTO 公式サイトへ

3位:オリックスカーリース

オリックスカーリースの特徴は……

  • リース契約終了後に、返却や再リースのほか、譲渡、つまり「クルマがもらえる」プランが選べる。
  • オイル交換や車検の基本点検整備費用が無料になるクーポン付き。契約期間中のメンテナンスもお得になる。
  • カーリースのクルマはもちろん新車。国産メーカーの全車種から選べる。
  • 支払い方法は口座振替だけでなく、クレジットカード払いも選択できる。

オリックスカーリース 公式サイトへ

4位:コスモMyカーリース

コスモMyカーリースの特徴は……

  • 頭金不要にて、月々定額で新車に乗れる。コミコミの定額料金には車検・税金・メンテナンス・ロードサービスなど多くの項目が含まれている。
  • カーリースの対象となるクルマは、国産全メーカー・全車種が対象となっている。
  • ガソリン・軽油の料金が、最大5円/リッター値引きされる(月間100リッターまで)。
  • リース料金はクレジットカード払いも可能。安心・スムーズなうえポイントもたまる。

コスモMyカーリース 公式サイトへ

5位:ENEOS新車のサブスク

ENEOS新車のサブスクの特徴は……

  • 国産全車種を対象とした「えらべるプラン」のほか、対象車種を限定した「のりかえプラン」を用意。ニーズ・ライフスタイルに合った使い方ができる。
  • 税金および車検・点検、ロードサービスなどについては、3種類のメンテナンスパック(フルサポートパック/ライトパック/シンプルパック)から好みに合わせて選べる。
  • ENEOSでの給油がリッターあたり5円引きに。ENEOSカードによる割引と合わせて、さらにお得に給油できる。
  • ユーザーの負担額1万円で、バンパー・ドアミラー・前後ドア・前後フェンダーいずれか1種類の修理費を最大5万円補償する「ライトリペアあんしん補償」が利用可能。

ENEOS新車のサブスク 公式サイトへ

6位:定額カルモくん

定額カルモくんの特徴は……

  • 実店舗を持たないオンライン中心のサービスであるため、安価な料金設定を実現している。
  • 頭金なし、車検一括払いなし、ボーナス払いなしという、フラットで安心できる料金プランを設定。
  • 月間の走行距離については、中古車は制限なし。新車も7年以上の契約で制限がなくなる。
  • 指定の大手事業者であればどこでも整備が受けられるメンテナンスプランが利用できる。

定額カルモくん 公式サイトへ

7位:SOMPOで乗ーる

SOMPOで乗ーるの特徴は……

  • 国産車だけでなく、輸入車についてもメーカーを問わず、カーリースの対象として扱っている。
  • カーシェアサービス「Anyca (エニカ)」のシェア用にクルマを提供することで日々の維持費を軽減できる。
  • 解約金の負担なしで中途解約可能なオプションが用意されている。
  • 契約後3年目以降は、ユーザーが自ら決めた免許返納時に、中途解約金を支払うことなくカーリースを解約できる。

 SOMPOで乗ーる 公式サイトへ

8位:グーネット定額乗り

グーネット定額乗りの特徴は……

  • カーリースのサービスをまとめた情報サイトであり、料金やメンテナンス、装備など、内容にばらつきのあるカーリース商品を比較検討できるようになっている。
  • 国内メーカーだけでなく、輸入ブランドのクルマも選択の対象となっている。
  • 新車と中古車のカーリースを一括して検索可能。
  • 月額1万円未満という低額のカーリースプランが探せるなど、調査・選定の手間を大幅に省くことができる。

グーネット定額乗り 公式サイトへ

9位:カーコンカーリース

カーコンカーリースの特徴は……

  • 残価設定ゼロ円にて、契約満了までの利用で車両がもらえるプランがある。
  • クルマは国内の全車種から選択可能。月々の支払額も自由に設定できるため、ライフプランに合わせやすい。
  • 「カーアクセサリーセット」や「メンテナンスパック」など手間いらずなオプションが充実している。
  • 介護の役に立つ車いす対応車も用意されている。

カーコンカーリース 公式サイトへ

10位:noruca(ノルカ)

norucaの特徴は……

  • 「審査通過率95%」「勤務先ヒアリング・連帯保証人が不要」と、申し込みのハードルが低い。
  • 契約期間3年以内の短期リースであるため、車検の費用負担が不要となっている。
  • 支払いが滞った場合のみ遠隔で車両のエンジン始動を制御する、独自の管理システムを採用。

noruca 公式サイトへ

4.カーリースのメリットとは?

  • メリットその1:わずらわしい手続きをしなくて済む
  • メリットその2:初期費用が安いので助かる
  • メリットその3:トータルサポートで楽々・安心
  • メリットその4:乗り換え促進でカーライフが充実する
  • メリットその5:かかるおカネの利息が気にならない
  • メリットその6:法人・個人事業主は経理処理が簡単

マイカー感覚でクルマを利用できるものの、一般的な「クルマを買う」行為とは違うカーリース。多くの人に支持されるのには、さまざまな理由があるようです。どんな点が魅力なのか、順に挙げてみましょう。

メリットその1:わずらわしい手続きをしなくて済む

カーリースのサービスにおいては、実際に車両を購入するのはカーリースの会社であり、ユーザーではありません。そのため、自動車の購入に関連して制度上必要になる納税その他さまざまな手続きは、カーリース会社が行うことになります。利用者は、その手間から解放されるのです。

もちろん、カーリースを利用するうえでの契約手続きは発生しますが、一般的な車両購入に伴う面倒とは比較になりません。

クルマの利用が終わりを迎える=カーリースの契約が満了する際に、車両の売却など手間ひまをかける必要はなく、カーリース会社に返却するだけで済むというのも、大きなポイントです。

メリットその2:初期費用が安いので助かる

自動車の買い方としてメジャーであるローンの場合、車両価格の2、3割にあたるお金が“頭金”として必要になります。数十万円から、場合によっては百万円単位になる金額です。

支払いに際して、このような多額の初期費用がかからず「月々いくら」の契約ができるというのは、やはりカーリースならではの大きなメリットといえるでしょう。

メリットその3:トータルサポートで楽々・安心

カーリースにおいては、そのサポート体制も人気の理由のひとつとされています。

カーライフを送るうえで、クルマにまつわるさまざまなことを、都度ディーラーや整備工場に問い合わせて対処するというのは、クルマにあまり詳しくないユーザーにとっては負担であり、悩みどころ。

その点、保険・税金から車両点検や整備など、トータルサポートが受けられるカーリースは安心できるといえるしょう。

メリットその4:乗り換え促進でカーライフが充実する

契約期間を定めたうえで利用するカーリースには、結果的に、ライフステージに合わせた乗り換えが容易になるという面もあります。

もちろん、一般的なクルマの所有形態でも、車両の売買による乗り換えは可能です。しかし、大きなトラブルでもない限り「つい乗り続けてしまう」ものですし、いつでも希望の価格とタイミングで乗り換えが実現するとは限りません。

カーリースであればこそ、スムーズな乗り換えができ、それによりカーライフがトータルで充実するというのは、大いに考えられることなのです。

メリットその5:かかるおカネの利息が気にならない

一般的に、自動車を所有するというのは“大きな買い物”であり、ローンで購入する場合には、月々の返済額が意識されるようになります。金利はどうなのか? 繰り上げ返済をすべきなのか? こうした懸念からもできることなら解放されたいものです。

カーリースは、もちろんこの点でフリー。金利のことを考えなくていいというのも、メリットのひとつとして外せません。

メリットその6:法人・個人事業主は経理処理が簡単

「カーリースの料金は、月の経費として計上できる」。これは、法人や個人事業主にとって、大きなメリットになります。

一般的には、法人が車両を購入した場合には、固定資産の減価償却が適用されます。また、車検の費用や保険料も、会計処理上は手間を伴う要素となります。それが経費扱いで済むのですから、クルマの利用をカーリースにしたくなるのももっともなことなのです。

5.カーリースのデメリットとは?

  • デメリットその1:カーリース契約を途中で解約できない
  • デメリットその2:契約に際しては審査が求められる
  • デメリットその3:好きなだけ乗っていいわけではない

ここまでカーリースのさまざまなメリットを紹介してきましたが、カーリースは、本当に良いことずくめのサービスなのでしょうか? 現実には、以下のように知っておくべき注意点もありますので、ぜひチェックしておいてください。

デメリットその1:カーリース契約を途中で解約できない

カーリースというサービスにおいては、中途解約は原則としてできません。ユーザーがリースの契約期間半ばで解約してしまうと、リース会社が車両購入の際に負担した費用を回収できなくなるからです。自由にクルマを処分できないというのは、マイカー所有と大きく異なる点のひとつです。

中途解約する場合は、カーリース会社に違約金を支払う義務が生じます。交通事故によりリース車両が使えなくなるといったトラブルのため解約するのも同様です。契約者の死亡や長期入院、海外転居などで解約が認められるケースもありますが、可否はリース会社によります。

中途解約で苦労しないためには、なにより自身のライフプランを検討することが重要です。クルマが確実に必要になる期間はどれくらいなのか? それを考慮したうえで定まる適切な契約期間はどれほどか? しっかり把握しておきましょう。

デメリットその2:契約に際しては審査が求められる

カーリースを利用するには、ローンと同様、審査を経なければなりません。最も重要な基準は、当然ながら「支払い能力」。収入の安定性や借り入れの有無、財産などが可否の根拠となってきます。

よって、単純に年収が低い、勤務期間が短い、持ち家ではない、未成年者であるといった要素により、審査に落ちてしまうというケースもあり得ます。その対応策としては、高すぎるクルマを望まない、あるいは保証人をつけるといったことが挙げられます。

もっとも、カーリースはローンに比べて、支払額が絶対的に小さくなることから、審査には通りやすいともいわれています。カーローンの審査に通らなかったユーザーは試す価値があるかもしれません。

デメリットその3:好きなだけ乗っていいわけではない

カーリースにおいては、契約満了時の残価は重要。クルマは乗れば乗るほど、使えば使うほど価値が減る消費財ですから、好きなだけ運転していいわけではありません。契約においては月間の走行距離に制限が設けられており、契約満了時に、車両の価値が設定された残価より下がってしまうと、追加の費用を負担することが求められます。

その点、走行距離制限にとらわれたくないのであれば、条件付きながらその限度をなくせるプランを選択するのがよいといえます。

6.カーリースはこんな人に向いている!

  • とにかく安く新車に乗りたい!
  • 毎月の出費を一定にしたい!
  • 時期と状況に合わせて乗り換えたい!
  • ひとつのクルマに長期間乗り続けたい
  • クルマのことはよくわからない!
  • 法人契約で外車・輸入車に乗りたい

これまで、一般的な自動車購入と比べて、カーリースにはどんなメリットがあるのかを紹介してきました。では、どんなタイプの人に合っているといえるでしょうか?

以下の代表的なニーズを参考に、あなた自身にカーリースが向いているかどうか考えてみてください。

とにかく安く新車に乗りたい!

頭金などの大きな費用負担なしの月々コミコミ料金でクルマに乗れるようになるカーリース。なかには国産車の全車種・全グレードからクルマを選べるというサービスもあり、カーライフの夢が広がります。

そんなカーリースにおいて、どれだけコストを抑えられるかは、どのカーリース会社のどのプランを選ぶかに大きくかかっています。第1章でも触れたとおり、ユーザー側が残価の精算をする必要のないクローズドエンド方式の契約を結ぶこともポイントのひとつです。また、コミコミ定額が特徴のカーリースのなかでも、その対象となるメニューが多いものを選んだり、オプションとしてリーズナブルに使えることがらをしっかり把握したりすることも、トータルコストの低減につながります。

毎月の出費を一定にしたい!

一般的に、クルマを購入・所有すれば、自動車税の支払いや整備・車検の費用など、コスト負担には時期的な波が生じます。毎月一定料金となるカーリースであれば、そうした支出の変動はなくなるため、出費について安心感が得られるはずです。

月あたりの費用そのものは、同じカーリース会社でも契約期間の長短で変わってきます。例えば「月額コストが低くなる長期契約が選択できるプラン」が用意されているのなら、検討の余地ありといえます。

時期と状況に合わせて乗り換えたい!

勤務形態や趣味の内容、そして家族構成など、くらしに合わせてクルマを変えられれば、カーライフは一層充実します。その点、カーリースはマイカー所有よりも乗り換えが促進される傾向にあるといえますが、なかでも短期契約が可能なプランとなれば、必然的にその傾向は強まります。

また、SOMPOで乗ーるではリース契約開始から3年目以降に免許返納、もしくは免許証が失効した場合は、中途解約が可能な「免許返納オプション」というサービスを提供しています。状況が変わって車が不要になった場合、車両を“所有”していると売却・廃車などの手続きが必要になりますが、カーリースの場合はそうした負担を軽減してくれます。

ひとつのクルマに長期間乗り続けたい

上記のように「短期間で乗り換えて多様なカーライフを送りたい」「柔軟にライフステージに合わせたい」というのとは逆に、一台のクルマと長く付き合いたいというお考えの方もいらっしゃるでしょう。カーリースにおいては、そうしたプランを選ぶこともできます。長期の契約期間をお望みであれば、それに応じて契約料が割安になることもあります。

ただし、クルマは消費財であり複雑な機械でもあります。長期利用ともなれば、それだけ良好なコンディションを保つための配慮も必要。サポート体制やメンテナンスの対応などもチェックしたうえでカーリースのプランを選ぶことが重要になってきます。

クルマのことはよくわからない!

クルマは利用したいけれど、クルマそのものには詳しくない。自動車所有に伴うわずらわしい手続きなどは、すっかり他人に任せたい……。そんな方こそ、トータルサポートで安心・快適なカーライフが実現できるカーリースがおすすめです。料金設定もわかりやすく、料金のシミュレーションが容易にできるサービス。その手軽さを実感できることでしょう。

法人契約で外車・輸入車に乗りたい

概ねどのカーリースにおいても法人契約に対応しています。カーリースの費用を経費として計上し、外車・輸入車を利用したい方は、以下の中から探してみるとよいでしょう。

7.カーリース利用開始までの流れを紹介

これまで、カーリースのサービスの特徴について詳しくリポートしてきました。では実際に、どのような手順で利用するのでしょうか。一般的には、下記1~4の流れになります。

1.価格を含むサービス内容をチェックし、プランを決める。

サービスのチェックポイント

  • リース料金にはどんな費用が含まれているか。
  • 契約年数はどうなるのか。
  • 走行距離に制限はあるか。
  • 中途解約が可能かどうか。
  • 契約満了時の残価はどうなる。
  • 車両の買い取り/返却は。

2.契約したいリース会社が決めたら、見積もりをとる。

メールや電話を介して、担当者に見積もりを出してもらう方法や、オンラインによる見積もり依頼もあります。

3.見積もりの内容を確認のうえ、審査の申し込みへ。

審査に際しては、本人確認書類や連帯保証人の身元確認書類などが要求される場合もあります。

4.審査に通ったあとは契約に進む。

契約書への記入・押印といった手続きを経て、クルマが納車されたらカーリースがスタート。

こうしたカーリースの利用手続きは、通常の車両購入に比べて楽な面があるといえます。

ディーラーで新車を購入する場合は、たびたび店舗に出向くことになりますし、ローンをはじめさまざまな手続きが伴います。その点カーリースは、見積もりその他をオンラインで行うことができ、業者によってはリース車両を自宅まで届けてもらえます。

何かと忙しい現代のビジネスパーソンにとって、カーリースはメリットの多いクルマの利用方法といえるかもしれません。

8.カーリースについてのよくある質問

  • Q.「カーリースはやめとけ」といわれます。契約して後悔しそうな人はどんな人ですか?
  • Q.審査なしで契約できるカーリースはありますか?
  • Q.カーリースのクルマを運転できるのは、サービスの契約者だけですか?
  • Q.カーリースでは、車庫証明(自動車保管場所申請書)は必要になるのでしょうか?
  • Q.カーリースを利用する際、補助金がもらえる制度はあるのでしょうか?
  • Q.カーリースのクルマに希望のナンバーを付けることは可能ですか?

「コミコミ定額でカンタン」といわれるカーリースですが、経験のない方からすれば、さまざまな不安や疑問が浮かんでくるのは当然のこと。ここでは、これまでの説明で触れていない“よくある質問”について、回答します。

Q.「カーリースはやめとけ」といわれます。契約して後悔しそうな人はどんな人ですか?

カーリースを利用するよりもクルマの購入が向いているのは、以下に該当する方です。

車の購入が向いている人(カーリースの契約を後悔しそうな人)

  • 車両本体を一括購入しても問題ないくらい余裕資金がある。
  • クルマの運転に自信があり、事故やトラブルを起こす可能性が少ない。
  • 車検や自動車重量税の支払いなど、クルマにかかわる手続きを負担と思わない。
  • 自動車保険の適切なプランを最安値で見つけて契約できる。
  • クルマの車種や色にこだわりたい。自由にカスタマイズしたい。

こうした方は、コストが余計にかかったり、サービスの自由度が下がったりするため、カーリースの契約を後悔する可能性があります。

Q.審査なしで契約できるカーリースはありますか?

「審査なし」で利用できる車のサブスクは、基本的にはありません。ただし、審査の通りやすさは運営するサービスによって異なります。

例えば、ニコノリの場合、4つの信販会社と提携しています。通常は1つの信販会社との提携している会社が多いのですが、4社ともなれば、それだけ審査に通るチャンスが増えます。また、ニコノリのように料金が安いサービスでは、リスクが低いと判定されるために審査に通りやすくなります。

審査が不安な方には、より少ない項目で判断される「お試し審査」という方法もあります。例えば、定額カルモくんには最短5分でわかる「お試し審査」が用意されていますので、試してみるとよいでしょう。

Q.カーリースのクルマを運転できるのは、サービスの契約者だけですか?

契約者本人以外も該当車両を運転することはできます。ただ、万が一の際に任意保険でカバーされるか否かは、契約時にその運転者が補償の対象となっているかどうかによります。

Q.カーリースでは、車庫証明(自動車保管場所申請書)は必要になるのでしょうか?

必要ですが、その申請と取得はカーリース会社が行います。申請料や代行料といったコストの点については、月々のリース料金に含まれます。

Q.カーリースを利用する際、補助金がもらえる制度はあるのでしょうか?

「CEV補助金」制度により、補助金を受け取ることができます。

CEV補助金とは「クリーンエネルギー自動車導入促進補助金」の略で、“クリーンエネルギーカー”の普及を促進させて地球の環境の改善(温室効果ガスの削減)に取り組むことを目的として交付されるものでKINTOの場合は、以下が対象になります。

適用条件

  • プラグインハイブリッド車(PHEV)および電気自動車
  • 上記エコカーで初期費用フリープランの5年または7年の契約を結んだ場合
    (初期費用フリープラン3年契約と解約金フリープランは対象外)

なお、補助金を支給される自動車は、取得財産等の処分制限期間(乗用車は4年)は保有が義務づけられています。また、CEV補助金の受け付けは、予算が上限に達し次第、終了となる場合があります。詳しくは、一般社団法人 次世代自動車振興センター の「CEV補助金のご案内」にてご確認ください。

Q.カーリースのクルマに希望のナンバーを付けることは可能ですか?

カーリース会社にもよりますが、基本的に可能です。契約前の申請で希望ナンバーが取得できるほか、契約後に変更してもらえる場合もあります。

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9.まとめ

  • カーリースは、オートローンを使って自動車を購入する場合と異なり、車両価格や税金、保険などの諸費用を含めた月額定額料金でクルマを利用することが可能です。一般的な車両購入に対しては、「初期費用を抑えられる」「月々のコストが明確になる」といった点がメリットとされています。
  • 多くのカーリースでは、月あたりの走行距離に制限が設けられ、中途解約は違約金を伴うものとなっています。こうした制約を望まない場合は、それに応じたプランを選ぶ必要があります。
  • ひとくちにカーリースといっても、サービス内容はさまざま。残価を含むコスト的なことからクルマを使ううえでの手間、乗り換えのことなど、最大限の満足を得るためには、ユーザーが自身のライフプランをよく考えたうえで契約することが大事です。

これまでの説明で、カーリースといっても多種多様であることがおわかりいただけたでしょうか。

料金設定や利用できるクルマの車種だけではありません。利用期間や契約満了時の残価のこと、走行距離、そして乗り換え……。検討すべき要素は、実にさまざまです。

それらを考えたうえで、ご自身のご希望に添う、最も理想的なカーリースを見つけましょう。

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