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【徹底比較】法人口座のおすすめ人気ランキング11選

起業後いち早く開設する必要がある「法人口座」。企業間の取引では必須で、従業員への給与振込や税金の支払いなど、さまざまな業務を効率化できます。楽天銀行・住信SBIネット銀行・GMOあおぞらネット銀行などのネット銀行や、三井住友銀行・ゆうちょ銀行・みずほ銀行など実店舗を持つ銀行があり、さまざまな金融機関で開設できます。しかし、「振込手数料が安いのはどこ?」「開設しやすい銀行はどこ?」など気になることが多く、どこで口座を開設するか迷いますよね。

今回は、人気の法人口座11サービスを、4つのポイントで比較して徹底検証。おすすめの法人口座をランキング形式でご紹介します

検証のポイント

人気の法人口座11選をすべて集めて、徹底的に比較検証しました

  1. 1ネットバンキングの月額利用料ネットバンキングの月額利用料の安さが十分な商品として、ユーザーがとても満足できる基準を「ネットバンキングの月額利用料が無料の商品」とし、以下の方法で検証を行いました。
  2. 2振込手数料振込手数料の安さが十分な商品として、ユーザーがとても満足できる基準を「振込先の金融機関を問わず無料で送金できる商品」とし、以下の方法で検証を行いました。
  3. 3当日振込可能時間当日振込可能時間の長さが十分な商品として、ユーザーがとても満足できる基準を「24時間いつでも当日振込扱いになる商品」とし、以下の方法で検証を行いました。
  4. 4使いやすさ使いやすさが十分な商品として、ユーザーがとても満足できる基準を「口座振替や総合振込など幅広い機能に無料対応している商品」とし、以下の方法で検証を行いました。

目次

  • 法人口座はどこで開設できる?それぞれの違いは?
  • 開設しやすい金融機関はどこ?審査落ちしないための注意点は?
  • 法人口座の選び方1 まずはコストを確認!ネットバンキング利用料・振込手数料に注目2 次は使いやすさをチェック!当日振込可能時間・総合振込・融資商品の有無を確認3 素早く開設したいならネット銀行がベター
  • 法人口座全11選おすすめ人気ランキング1位 住信SBIネット銀行 | 住信SBIネット銀行2位 GMOあおぞらネット銀行3位 PayPay銀行 | PayPay銀行4位 楽天銀行 | 楽天銀行5位 ゆうちょ銀行 | ゆうちょ銀行他6件
  • 人気法人口座全11サービスを徹底比較!
  • そもそも法人口座とは?どんなメリットがある?
  • 複数の銀行を使い分けるメリットはある?
  • ネット銀行を選んだときのデメリットはある?

法人口座はどこで開設できる?それぞれの違いは?

法人口座は、主にネット銀行・信用金庫・地方銀行・都市銀行と4種類の金融機関で開設できます。それぞれ強みが異なるので、会社の規模と目的に合わせて開設する金融機関を選びましょう。

ネット銀行は、コストを抑えたい創業期の法人におすすめです。実店舗がある銀行と比べて、振込手数料やネットバンキングの月額利用料が大幅に安く設定されています。融資を行っていない銀行もあるため資金繰りの相談ができない場合はあるものの、取引コストが安く会社の負担になりづらい点は起業したての法人にとってうれしいポイントといえるでしょう。信用金庫は、創業期でも融資を受けたい法人におすすめ。お互いが助けあうことで地域の発展を目指しているため、資金力が低く歴史が浅い地元の中小企業や個人事業主にも柔軟に対応してくれます。従業員が300人以上または資本金が9億円を超えると全サービスが利用できなくなるので、起業したてで開業資金を融資してほしい法人には要注目の金融機関です。

地方銀行は、地方で大幅な事業拡大を目指している法人におすすめといえます。地元密着の金融機関が多くその地域のトレンドに詳しいため、地元起業同士のマッチングも可能です。地域によって利用できる金融機関は限られますが、地方で新たなビジネスチャンスを掴もうとしている法人にはメリットの大きい銀行といえるでしょう。

都市銀行は、全国へ事業展開したい再拡大期の法人におすすめです。全国に拠点があるため、他県に事業拡大したいときにも相談しやすいでしょう。融資の難易度は高めですが、審査に通れば多額の融資を受けられる傾向があるので再拡大期におすすめな銀行といえます。

開設しやすい金融機関はどこ?審査落ちしないための注意点は?

都市銀行では法人口座の開設が難しい傾向はありますが、「この金融機関は開設しやすい!」ということは断言できません。ただ、口座開設をする際に各金融機関は共通して、「コンプライアンスに反していないか」と「継続的な関係構築ができるか」をチェックしています。そのため、この2点がきちんと伝わるよう準備しておくことが重要です。

コンプライアンスの観点では、代表者の経歴や会社の実態を明確に説明できるようにしておきましょう。金融機関では、反社会的勢力に資金が流れる「マネーロンダリング」のリスクがあると判断されると審査に通過しづらくなります。代表者の経歴が曖昧であったり、会社の実態がスムーズに説明できなかったりすると口座開設に時間がかかってしまうだけでなく、場合によっては口座開設を拒否されてしまうこともあるので注意しましょう。継続的な関係構築という視点では、事業内容を明確に定款や事業計画書などに記載して、資本金も事業規模に合う金額にしておくとよいでしょう。金融機関は開設した法人から得られるサービス利用料や、融資の利息で利益を上げています。事業内容がわかりにくく資本金も実態に合っていない場合、銀行側が会社運営の健全性に疑問を抱き、長期で自行のサービスが利用されず収益を確保できないと判断されかねないので注意してください。

なお、会社は資本金1円でも設立できます。しかし、実際に資本金が1円だけの会社だと、事業規模に見合っておらず、会社が持続的に営業できないと判断されることも少なくないでしょう。

法人口座の選び方

ここからは、起業したての創業期にチェックしたい3つのポイントを解説するので、参考にしてください。

1

まずはコストを確認!ネットバンキング利用料・振込手数料に注目

会社を経営するうえで、費用はできるだけ削りたいもの。とくに、創業期は経費ではなく事業の成長に資金を使いたいですよね。そこで、ここでは法人口座の主な費用であるネットバンキング利用料・振込手数料を紹介します。

ネットバンキングの月額利用料は無料の銀行がおすすめ!

ネットバンキングは、インターネット上から振込や残高照会ができるサービスのこと。利用頻度を問わず月額利用料が無料の銀行がおすすめです。取引を行わなくても月額固定で利用料が発生する銀行もあるので、サービスの利用頻度に関わらずマストでチェックしてほしいポイントといえます。

検証したネット銀行はすべて、ネットバンキングの月額利用料が無料でした。一方で、実店舗を持つ銀行ではネットバンキングの利用に、毎月550〜7,700円の料金が発生します。コストカットをするなら、毎月の固定費が抑えられるネット銀行がよいでしょう。

他行あての振込手数料が安い銀行を選ぼう!

法人の場合、取引先や従業員へ振り込みする機会が意外と多いので、振込手数料の安い銀行を選びましょう。振込手数料の差はせいぜい数百円程度ですが、毎月何十回も振り込むと、年間で数十万円と大きな差になります。安い銀行を選べば無駄な経費がかからないので、その分事業にお金を回せますよ。

検証では、振込手数料が最も安かったのはGMOあおぞらネット銀行と住信SBIネット銀行です。両行とも同一行内なら手数料は0円で、他行あての振込でも最安値の145円でした。振り込む機会の多い会社なら、有力候補の銀行といえるでしょう。

2

次は使いやすさをチェック!当日振込可能時間・総合振込・融資商品の有無を確認

個人口座と同様に法人口座も使いやすさが重要です。急な支払いが発生したときでも、柔軟に対応できると安心ですよね。ここでは、当日振込可能時間・総合振込・融資商品の有無を紹介します。

24時間当日振込扱いになる銀行が便利!

急な支払いが発生しやすい業種の法人なら、24時間当日扱いで振り込める銀行がおすすめです。

これまでは当日扱いの振込は15時まで、というのが一般的でした。現在は、全銀システムに加入している銀行間なら15時以降の手続きが可能です。ただなかには、全銀システムに加入している銀行であっても、送金だけは15時までと制限している銀行があるので、何時まで当日扱いで振り込める銀行なのかは確認しておきましょう。

検証では、無料で24時間当日扱いの振込ができる銀行は、GMOあおぞらネット銀行・りそな銀行・住信SBIネット銀行・PayPay銀行・楽天銀行・みずほ銀行の6行だけでした。なかには、導入費用の支払いや別途手続きをすれば、24時間振込できるようになる銀行もありますが、急な支払いが頻繁に起こる法人なら、最初から24時間振り込める銀行を選ぶほうが手間がかからずおすすめですよ。

総合振込を無料で導入できるかチェック!

振り込む機会が多い法人なら、一括操作で複数の人や企業に振込ができる総合振込に対応した銀行がおすすめです。

総合振込は、作成した振込データをネットバンキングにアップロードすることで、複数件の振込が一括で行える機能のこと。なかには、数千〜数万件の振込を捌ける銀行もあります。卸売業や小売業など資金移動の機会が多い業種には、とくに必要な機能といえるでしょう。

検証では、無料で総合振込を導入できる銀行は11口座中8口座でした。しかし、そのなかで1万件近くかそれ以上の振り込みができる法人口座は、りそな銀行・イオン銀行・GMOあおぞらネット銀行・住信SBIネット銀行の4口座のみ。振込回数が多い業種ならこの4行から開設先を選んでも損はないといえます。

ただし、無料で導入できる銀行であっても、振込手数料は振込の件数分発生するので注意してください。

資金調達の可能性があるなら、融資商品の有無を確認しよう!

急な入用や事業資金の借入に備えるなら、融資商品のある銀行がおすすめ

口座を開設した銀行に融資商品があれば、すでに銀行に取引に関するデータがそろっているのでスムーズな借り入れが可能です。一方で、開設した銀行に融資商品がないと、別の銀行に書類を持っていって審査を受ける必要があるので、口座開設から融資まで長い時間をかけて手続きすることになります。

融資商品は証書貸付をはじめ大口借入ができる商品から、当座貸越や手形割引など小口の資金を用意するのに向いた商品まで種類が豊富。とくに、当座貸越は決められた限度額内であれば、瞬時に融資を受けることが可能です。審査は厳しいものの、一度契約すればいつでも利用できるので急な入用のときにすぐ対処できます。

3

素早く開設したいならネット銀行がベター

早く口座開設できる銀行を探しているという人も多いのではないでしょうか?調査したところ、ネット銀行では最短で即日開設ができ、長くても2週間ほどで口座開設が完了します。実店舗型の銀行だと2週間〜1か月ほどかかる場合が多いので、素早く開設するならネット銀行がおすすめですよ。

なお、どの金融機関でも2週間ほどかかることを謳っていますが、開設に必要なものを不備なく用意していることが前提なので、きちんと準備してから開設に臨みましょう。

法人口座全11選
おすすめ人気ランキング

法人口座のランキングは以下の通りです。なおランキングの算出ロジックについては、コンテンツ制作・運営ポリシーをご覧ください。

1位

ネットバンキングの月額利用料 No.1

振込手数料 No.1

当日振込可能時間 No.1

住信SBIネット銀行

住信SBIネット銀行

公式サイトで詳細を見る

ネットバンキングの月額利用料0円
振込手数料(他行あて)3万円未満:130~145円、3万円以上:145円
当日振込可能時間23:59まで
口座開設までの最短日数最短翌営業日

資金需要にも備えたい法人は注目!手数料が割安なのも魅力

良い

  • ・助成金・補助金の受給支援サービスが受けられるほか、融資商品も多数ある
  • ・ネットバンキングの月額利用料が無料
  • ・振込手数料が同一行内であれば無料、他行あてでも145円と安い結果だった

気になる

  • 特になし

「住信SBIネット銀行」はコスト・使いやすさだけでなく、資金繰りなどの支援サービスも気になる人におすすめの口座。低コストかつ幅広いサービスに対応しており、助成金・補助金の診断・相談を受けられ、取引データから審査して融資が受けられる融資商品もあるため、資金需要が発生したときに頼りになるネット銀行といえます。

検証では、とても割安なコスト面がうれしいポイントでした。ネットバンキングの月額利用料は無料で、振込手数料も同一行内であれば無料です。他行あての振込手数料も145円と比較した法人口座のなかで最も安く、コストを気にせず取引したい人に注目の法人口座といえます。

当日振込可能時間も23:59までと、ほぼ1日中振り込みできる点も魅力的です。振込先の銀行の対応状況にもよりますが、基本的に時間に縛られず資金移動ができる銀行といえるでしょう。

加えて、口座振替や総合振込などにも無料で対応しており、使いやすさも優秀な成績でした。総合振込で一度に処理できる件数も9,999件と非常に多く、Pay-easyにも対応しているため、決済面で困ることは少ないでしょう。コスト面の安さもあり、取引先とのやりとりが多い法人なら選択肢に入る法人口座といえます。

振込手数料(同一店あて)3万円未満:0円、3万円以上:0円
振込手数料(本支店あて)3万円未満:0円、3万円以上:0円
主な対応ATMゆうちょ銀行ATM、イオン銀行ATM、セブンATM、ローソンATM、イーネットATM
ATM利用手数料入金110円、出金110円

2位

ベスト法人口座

ネットバンキングの月額利用料 No.1

振込手数料 No.1

当日振込可能時間 No.1

使いやすさ No.1

GMOあおぞらネット銀行

公式サイトで詳細を見る

ネットバンキングの月額利用料0円
振込手数料(他行あて)3万円未満:145円、3万円以上:145円
当日振込可能時間24時間
口座開設までの最短日数最短即日

創業期に法人口座を作るならここ!コスト・使いやすさともに優秀

良い

  • ・ネットバンキングの月額利用料が無料
  • ・振込手数料は同一行内であれば無料、他行あてでも145円と低コストだった
  • ・24時間当日扱いの振込が可能

気になる

  • 特になし

「GMOあおぞらネット銀行」は低コストかつ利用できるサービスも多いので、起業したばかりの法人におすすめの口座。他行あての振込手数料は最安クラスで、検証で設定したサービスにも幅広く対応しています。

振込手数料は同一行内の振込であれば無料で、他行あても振込額に関係なく145円。これは比較した法人口座の平均298円より割安な水準です。さらに、ネットバンキングの月額利用料も発生しないので、コストをできるだけ抑えたい創業期にうってつけの法人口座といえます。

当日振込可能時間が長いのも魅力。振込先の銀行によるものの、24時間いつでも当日扱いで振り込みできます。急な支払い依頼に対しても即座に対応できるでしょう。

また、幅広いサービスに対応していることから使いやすさも優秀。とくに、利用機会の多い口座振替や総合振込を無料で利用でき、ネットバンキングで使えるアカウントも100個作成できる点は魅力的です。コスト・使いやすさのバランスが良い法人口座の最有力候補といえます。

振込手数料(同一店あて)3万円未満:0円、3万円以上:0円
振込手数料(本支店あて)3万円未満:0円、3万円以上:0円
主な対応ATMゆうちょ銀行ATM、イオン銀行ATM、セブンATM
ATM利用手数料入金110円、出金110円
必要書類代表者の本人確認書類、事業内容が確認できる資料など
リアルタイム振込可能 
Pay-easy対応 
口座振替可能 
定額自動振込あり 
総合振込可能 
総合振込の件数9,999件
海外送金可能 
融資商品あり(融資型ビジネスローン、極度型ローン、提携ビジネスローンなど)
複数口座の開設が可能(最大19口座)
発行可能なネットバンキングのアカウント数100個
助成金の受取可能 
スマートフォンアプリあり 
優遇サービスの内容口座開設月の翌々月まで他行あて振込手数料が毎月20回無料、設立1年未満の法人なら設立月から12か月間は月20回無料、月額利用料500円で振込手数料が135円に減額、ATMの出金手数料が月5回まで無料

3位

ネットバンキングの月額利用料 No.1

当日振込可能時間 No.1

PayPay銀行

PayPay銀行

公式サイトで詳細を見る

ネットバンキングの月額利用料0円
振込手数料(他行あて)3万円未満:160円、3万円以上:160円
当日振込可能時間23:59まで
口座開設までの最短日数3〜10日

使いやすさ重視の人は要チェック!Amazonビジネスも利用できる

良い

  • ・Amazonビジネスを審査なしで利用可能
  • ・24時間いつでも当日扱いで振り込み可能
  • ・月額利用料0円のうえ、振込手数料が同一行内で55円、他行あてで160円

気になる

  • 特になし

「PayPay銀行」は使い勝手が良く、自行のVISAデビットカードならAmzaonビジネスを審査なしで利用できます。幅広いサービスに対応しているうえ、Amazonビジネスで社内の備品などを法人価格・数量割引が適用された価格で購入できるので、利便性の高さを重視しているならおすすめのネット銀行です。

当日振込可能時間が長い点が魅力。振込先の銀行によるものの、24時間いつでも振り込みできます。急な支払い依頼にも応えられる法人を目指す人には便利な法人口座といえるでしょう。

また、幅広いサービスに対応しており、使いやすさも優秀な成績です。Pay-easyにも対応しており、口座振替だけではカバーできない支払いにも対応可能。有料とはいえ総合振込も利用できるので、利用できるシーンが幅広い法人口座といえます。

振込手数料は同一行内でも手数料が発生する点から一般的な水準でした。とはいえ、どの振込金額・振込先でも今回検証した法人口座の平均より割安で、ネットバンキングの月額利用料も発生しない点は魅力です。創業期で余計なコストを抑えたい法人にも選択肢に入る口座といえるでしょう。

振込手数料(同一店あて)3万円未満:55円、3万円以上:55円
振込手数料(本支店あて)3万円未満:55円、3万円以上:55円
主な対応ATM三井住友銀行ATM、ゆうちょ銀行ATM、イオン銀行ATM、セブンATM、ローソンATM、イーネットATM
ATM利用手数料3万円未満:入金165〜330円、出金165〜330円、3万円以上:入金0円、出金0円
必要書類口座開設申込書、代表者の本人確認書類、納税証明書をはじめ会社実態の確認資料、事業内容が確認できる資料など
リアルタイム振込可能 
Pay-easy対応 
口座振替可能 
定額自動振込あり 
総合振込可能(月額利用料:1,100円)
総合振込の件数3,000件
海外送金可能 
融資商品あり(ビジネスローン)
複数口座の開設が可能(最大20口座)
発行可能なネットバンキングのアカウント数20個
助成金の受取可能 
スマートフォンアプリあり 
優遇サービスの内容開設の翌々月末まで振込手数料が月10回無料

4位

ネットバンキングの月額利用料 No.1

当日振込可能時間 No.1

楽天銀行

楽天銀行

公式サイトで詳細を見る

ネットバンキングの月額利用料0円
振込手数料(他行あて)3万円未満:150円、3万円以上:229円
当日振込可能時間24時間
口座開設までの最短日数2週間程度

ネットバンキングが無料で利用可能。資金移動のサービスも豊富

良い

  • ・経営支援サービスや資金移動サービスが充実
  • ・ネットバンキングの月額利用料が無料
  • ・振込手数料は同一行内だと52円、他行あてでも3万円以内なら150円

気になる

  • 特になし

「楽天銀行」は、国内最大級のオンラインショッピングモールを運営する楽天グループ傘下のネット銀行です。

業務委託契約書などに不利な内容がないか診断するサービスや、見積書や請求書の作成・送付・入金を効率化するサービスなど、会社経営を助けるサービスが充実しています。起業したてで社内バックグラウンドを強化したい法人には魅力的なネット銀行といえるでしょう。

検証では、ネットバンキングの月額利用料が発生しないことから、コスト面が優秀な成績でした。振込手数料は同一行内だと52円、他行あてでも3万円以内なら150円と比較した法人口座の平均より安いので、コストを気にせず取引できる法人口座といえます。

また、当日振込が24時間できることに加え、資金移動サービスにも幅広く対応していました。口座振替や総合振込だけでなく、Pay-easy・海外送金も利用できるため、使いやすさは優秀な成績です。資金移動を効率化したい法人にとっては、検討の価値ありな法人口座といえるでしょう。

振込手数料(同一店あて)3万円未満:52円、3万円以上:52円
振込手数料(本支店あて)3万円未満:52円、3万円以上:52円
主な対応ATM三菱UFJ銀行ATM、みずほ銀行ATM、ゆうちょ銀行ATM、イオン銀行ATM、セブンATM、ローソンATM、イーネットATM
ATM利用手数料入金220〜275円、出金220〜275円
必要書類口座開設申込書、代表者の本人確認書類、法人の印鑑証明書、履歴事項全部証明書、事業内容が確認できる資料など
リアルタイム振込可能(別途手続きが必要、事業規模によっては有料)
Pay-easy対応 
口座振替可能 
定額自動振込あり 
総合振込可能 
総合振込の件数3,000件
海外送金可能 
融資商品あり 
複数口座の開設が可能(最大20口座)
発行可能なネットバンキングのアカウント数200個
助成金の受取可能 
スマートフォンアプリあり 
優遇サービスの内容不明

5位

ゆうちょ銀行

ゆうちょ銀行

公式サイトで詳細を見る

ネットバンキングの月額利用料550円(初回契約料:5,500円)
振込手数料(他行あて)3万円未満:165円、3万円以上:165円
当日振込可能時間23:30まで
口座開設までの最短日数1か月程度

当日振込の時間が長いのが魅力。他行あての振込手数料も割安

良い

  • ・23:30まで当日振込が可能
  • ・他行あての振込手数料が165円と安い結果だった
  • ・23:30まで残高・入出金明細の照会ができるうえ、15か月分の入出金明細を確認できる

気になる

  • ・口座振替や総合振込は有料

「ゆうちょ銀行」は、全国の郵便局に営業拠点を持つ実店舗型の銀行です。

法人向けネットバンキングサービスである「ゆうちょBizダイレクト」を展開しています。23:30まで残高照会や入出金明細の照会などを利用可能です。とくに、入出金明細は15か月分の情報が確認できるので、社内のお金の移動を頻繁に確認したい法人には便利な機能といえます。

検証では、当日振込可能時間は23:30まで可能な点で高い評価を獲得しました。有料ではありますが口座振替や総合振込に対応しているので、資金移動の多い会社でも不便に感じることは少ないでしょう。夕方以降も気軽に利用できる法人口座を探している法人には、検討の価値ありといえるでしょう。

また、振込手数料も平均以上の成績でした。他行あての振込なら165円と、比較した法人口座の平均より安く取引可能です。ネットバンキングの月額利用料は550円と一般的な水準ですが、取引コストの安い実店舗型の銀行の法人口座を探している法人には検討の価値ありといえます。

振込手数料(同一店あて)3万円未満:100円、3万円以上:100円
振込手数料(本支店あて)3万円未満:100円、3万円以上:100円
主な対応ATM三菱UFJ銀行ATM、三井住友銀行ATM、みずほ銀行ATM、ゆうちょ銀行ATM、イオン銀行ATM、セブンATM、ローソンATM、イーネットATM
ATM利用手数料入金110円、出金110円
必要書類口座開設申込書、代表者・来店者の本人確認書類、来店者と法人の関係を証明する書類、法人の履歴事項全部証明書、各行政機関等の許認可証等、法人番号指定通知書等、法人の印鑑証明書、実質的支配者が確認できる書類、財務状況が確認できる書類、法人設立届出書(控)、青色申告承認申請書(控)、主たる事務所の建物登記簿謄本または賃貸借契約書(原本)など
リアルタイム振込可能 
Pay-easy対応 
口座振替可能(有料)
定額自動振込あり 
総合振込可能(契約料金:5,500円、月額料金:2,200円/月)
総合振込の件数50件
海外送金可能 
融資商品あり 
複数口座の開設が可能 
発行可能なネットバンキングのアカウント数不明(作成は可)
助成金の受取可能 
スマートフォンアプリあり 
優遇サービスの内容不明

6位

イオン銀行

イオン銀行

公式サイトで詳細を見る

ネットバンキングの月額利用料2,200円
振込手数料(他行あて)3万円未満:220円、3万円以上:440円
当日振込可能時間15:00まで(リアルタイム振込を使えば24時間)
口座開設までの最短日数不明

振込手数料は低コスト。当日振込可能なのは15:00までと短い

良い

  • ・同一行内の振込なら無料で行え、他行でも3万円未満なら220円
  • ・体験版を利用できる

気になる

  • ・口座開設には対面での手続きが必要
  • ・当日振込可能時間が15:00まで
  • ・Pay-easyや手形割引に対応していない

「イオン銀行」は、東京と大阪に法人営業の拠点を持つ実店舗型の銀行です。

「イオン銀行ビジネスネットサービス」という、法人向けネットバンキングサービスを提供しています。体験版を利用できるので、開設前に使いやすいサービスか探れるのは魅力的です。ただ、口座開設には対面での手続きが必要なので、時間がかかる可能性がある点には注意してください。

検証では、振込手数料は割安な水準でした。同一行内の振込なら無料で行え、他行でも3万円未満なら220円と比較した法人口座の平均より安く取引できます。ネットバンキングの月額利用料は2,200円と高めですが、振り込む機会の多い法人なら一考の余地ありな法人口座です。

一方で、当日振込可能時間は15:00までといまひとつな成績でした。使いやすさは一般的な水準ですが、Pay-easyや手形割引に対応しておらずリアルタイム振込を利用するのにも別途手続きが必要な点はネックです。使いやすい銀行を探している法人には、あまり向いていないといえるでしょう。

振込手数料(同一店あて)3万円未満:0円、3万円以上:0円
振込手数料(本支店あて)3万円未満:0円、3万円以上:0円
主な対応ATM三菱UFJ銀行ATM、みずほ銀行ATM、ゆうちょ銀行ATM、イオン銀行ATM、ローソンATM、イーネットATM
ATM利用手数料入金0〜110円、出金0〜110円

7位

当日振込可能時間 No.1

みずほ銀行

みずほ銀行

公式サイトで詳細を見る

ネットバンキングの月額利用料3,300円
振込手数料(他行あて)3万円未満:490円、3万円以上:660円
当日振込可能時間23:59まで
口座開設までの最短日数1〜2週間程度

使いやすさは一般的な水準。高コストで経費削減には不向き

良い

  • ・口座振替や総合振込が無料で、23:59まで当日扱いの振込が可能
  • ・でんさいネットを利用した資金調達が可能
  • ・口座開設者同士のコミュニティサービスがある

気になる

  • ・月額利用料が3,300円と割高な結果だった
  • ・他行あての振込手数料が490円・660円と高い水準だった

「みずほ銀行」は、実店舗型の銀行で「みずほビジネスWEB」というネットバンキングサービスを提供しています。

特徴は、口座開設した顧客同士のコミュニティサービスを展開している点です。無料会員と有料会員に分かれており、有料会員だとオフィス用品の割引サービスを受けられるうえ、弁護士をはじめ専門家への無料相談ができます。起業したてのビギナー経営者でも手厚いサポートを受けられるのは、大きなメリットです。

検証では、使いやすさが一般的な水準でした。総合振込を無料で使え、でんさいネットを利用した資金調達も可能です。当日扱いでの振込も23:59まで可能なので、近年騒がれたシステム障害がなければ使いやすい法人口座といえます。

しかし、コスト面は振るわない成績です。ネットバンキングの月額利用料が3,300円、他行あての振込手数料が490円・660円と、どちらも比較した法人口座の平均より高めな点がいまひとつな成績の要因といえます。経費削減を考えている法人には、慎重な判断が必要な法人口座といえるでしょう。

振込手数料(同一店あて)3万円未満:0円、3万円以上:0円
振込手数料(本支店あて)3万円未満:220円、3万円以上:440円
主な対応ATMみずほ銀行ATM、ゆうちょ銀行ATM、イオン銀行ATM、セブンATM、ローソンATM、イーネットATM
ATM利用手数料入金:0〜110円、出金:0〜110円
必要書類口座開設申込書、代表者または面談者の本人確認書類、登記事項証明書(履歴事項全部証明書等)、事業内容が確認できる資料など
リアルタイム振込可能 
Pay-easy対応 
口座振替可能(有料)
定額自動振込あり 
総合振込可能 
総合振込の件数20件
海外送金可能 
融資商品あり(動産活用ローン、シンジケートローン、でんさいネットなど)
複数口座の開設が可能 
発行可能なネットバンキングのアカウント数19個
助成金の受取可能 
スマートフォンアプリあり 
優遇サービスの内容申込より3ヶ月間の基本料金が無料

8位

SBI新生銀行

SBI新生銀行

公式サイトで詳細を見る

ネットバンキングの月額利用料3,300円
振込手数料(他行あて)3万円未満:220円、3万円以上:330円
当日振込可能時間18:00まで
口座開設までの最短日数不明

振込手数料は高評価。Pay-easyを使えないのはネック

良い

  • ・同一行内の振込であれば手数料無料、他行へも3万円以下なら220円

気になる

  • ・利用料は月額3,300円と割高だった
  • ・Pay-easyやでんさいネットに対応していない
  • ・当日扱いで振り込める時間は18:00まで

「SBI新生銀行」は、北海道・東京・大阪・愛知・福岡に法人向けの営業店舗を持つ実店舗型の銀行です。

「SBI新生コーポレートネットサービス」という法人向けネットバンキングサービスを提供しています。照会専用サービス・振込振替サービス・フルサービスと3つのコースに分かれていますが、照会専用サービスだと振込や振替はできないので注意してください。今回は、フルサービスでの機能やコストを検証しました。

検証では、振込手数料が高評価を獲得しました。同一行内の振込であれば手数料が発生せず、他行へも3万円以下なら220円と比較した法人口座の平均より割安な点が高評価の要因です。ネットバンキングの利用料は月額3,300円と割高ですが、資金移動の多い法人なら検討の価値がある法人口座といえます。

一方で、使いやすさは振るわない結果でした。とくに、Pay-easyやでんさいネットに対応していなかった点がネックです。当日扱いで振り込める時間も18:00までと長くはないので、使いやすい法人口座を探している法人にはあまり向いていないといえるでしょう。

振込手数料(同一店あて)3万円未満:0円、3万円以上:0円
振込手数料(本支店あて)3万円未満:0円、3万円以上:0円
主な対応ATMゆうちょ銀行ATM、イオン銀行ATM、セブンATM、ローソンATM、イーネットATM
ATM利用手数料入金110円、出金110円
必要書類不明
リアルタイム振込可能 
Pay-easy対応 
口座振替可能 
定額自動振込あり 
総合振込可能 
総合振込の件数不明
海外送金可能 
融資商品あり(コーポレートローン、シンジケートローン、ローンアレンジなど)
複数口座の開設が可能 
発行可能なネットバンキングのアカウント数19個
助成金の受取可能 
スマートフォンアプリあり 
優遇サービスの内容不明

9位

三菱UFJ銀行

三菱UFJ銀行

公式サイトで詳細を見る

ネットバンキングの月額利用料1,760円
振込手数料(他行あて)3万円未満:484円、3万円以上:660円
当日振込可能時間15:00まで(リアルタイム振込を使えば24時間)
口座開設までの最短日数4週間程度

使いやすさは申し分ない。振込手数料が高めなのはネック

良い

  • ・AIが審査するオンライン融資商品がある
  • ・口座振替・Pay-easy・リアルタイム振込サービスが無料

気になる

  • ・当日振込が15:00まで
  • ・振込手数料が同一行あて・他行あて関係なく発生する

「三菱UFJ銀行」は、実店舗型の銀行で法人向けネットバンキングサービスの「BizSTATION」を提供しています。

特徴は、入出金をはじめ三菱UFJ銀行での取引データを元にAIが審査するオンライン融資商品がある点です。決算書等の提出が不要かつ申し込みから最短2営業日で入金されるので、素早く資金調達をしたい法人には要チェックの銀行といえるでしょう。

検証では、使いやすさが高評価でした。総合振込や海外送金は有料対応ですが、口座振替・Pay-easy・リアルタイム振込サービスは無料で利用可能です。当日振込が15:00までなのは懸念点ですが、使いやすさは申し分ない法人口座といえます。

しかし、コスト面は振るわない成績です。振込手数料が同一行あて・他行あて関係なく発生し、比較した法人口座の平均よりすべて高めな点がネックといえます。ネットバンキングの月額利用料も1,760円発生するので、コストを抑えて取引したい法人には慎重な判断が必要といえるでしょう。

振込手数料(同一店あて)3万円未満:110円、3万円以上:330円
振込手数料(本支店あて)3万円未満:110円、3万円以上:330円
主な対応ATM三菱UFJ銀行ATM、三井住友銀行ATM、ゆうちょ銀行ATM、イオン銀行ATM、セブンATM、ローソンATM、イーネットATM
ATM利用手数料入金:110円、出金:110円(※三菱UFJ銀行ATMの場合、8:45〜21:00は0円。コンビニATMの場合、入金:0〜330円、出金:0〜330円)
必要書類口座開設申込書、代表者または来店者の本人確認書類、法人の印鑑証明、履歴事項全部証明書、事業内容が確認できる資料など
リアルタイム振込可能(別途手続きが必要)
Pay-easy対応 
口座振替可能 
定額自動振込あり 
総合振込可能(契約料金:27,500円、基本料金:3,300円/月)
総合振込の件数50,000件
海外送金可能(契約料金:16,500円、月額料金:2,750円)
融資商品あり(法人向け融資、シンジケートローン、でんさいネットなど)
複数口座の開設が可能(最大100口座)
発行可能なネットバンキングのアカウント数1,000個
助成金の受取可能 
スマートフォンアプリあり 
優遇サービスの内容申込月の翌々月末まで基本料金・追加ID料金が無料

10位

当日振込可能時間 No.1

りそな銀行

りそな銀行

公式サイトで詳細を見る

ネットバンキングの月額利用料7,700円
振込手数料(他行あて)3万円未満:605円、3万円以上:605円
当日振込可能時間23:55まで
口座開設までの最短日数不明

23:55まで当日振込が可能。コスト面は割高な水準

良い

  • ・事業面だけでなく、企業年金や自社株承継などの相談も可能
  • ・23:55まで当日振込可能なうえ、総合振込も無料対応
  • ・ファイルをアップロードすれば50,000件の振込を一括で捌ける

気になる

  • ・ネットバンキングの月額利用料が7,700円と高い結果だった
  • ・他行あての振込手数料が605円と割高といえる

「りそな銀行」は、全国に法人向けの営業拠点を持つ実店舗型の銀行です。

融資やM&Aなどの事業面だけでなく、企業年金や自社株承継などの相談もできます。会社が大きくなり従業員の福利厚生をはじめ社内制度を強化したい法人には、魅力的な銀行といえるでしょう。

検証では、使いやすさが優秀な成績でした。23:55まで当日扱いで振り込みができることに加え、総合振込も無料対応しています。ファイルをアップロードすれば50,000件の振込を一括で捌けるので、決済業務を効率化したい法人には要注目の法人口座です。

一方で、コスト面は振るわない成績でした。とくに、ネットバンキングの月額利用料が7,700円と比較した法人口座のなかで最も高いのは懸念点といえます。他行あての振込手数料も605円と割高な水準なため、経費の削減がしたい法人には慎重な判断が必要といえるでしょう。

振込手数料(同一店あて)3万円未満:0円、3万円以上:0円
振込手数料(本支店あて)3万円未満:330円、3万円以上:330円
主な対応ATMみずほ銀行ATM、ゆうちょ銀行ATM、イオン銀行ATM、セブンATM、ローソンATM、イーネットATM
ATM利用手数料入金110円、出金110円
必要書類口座開設申込書、代表者・取引担当者の本人確認書類、法人の印鑑証明書、履歴事項全部証明書、本社確認書類、事業内容が確認できる資料、実質的支配者の確認書類、各行政機関の許認可証等など
リアルタイム振込可能 
Pay-easy対応 
口座振替可能(有料)
定額自動振込あり 
総合振込可能 
総合振込の件数50,000件
海外送金可能(契約料金:5,500円、月間利用手数料:2,200円)
融資商品あり(ビジネスローン、アパート・マンションローン、でんさいネットなど)
複数口座の開設が可能(最大100口座)
発行可能なネットバンキングのアカウント数100個
助成金の受取可能 
スマートフォンアプリあり 
優遇サービスの内容不明

11位

三井住友銀行

三井住友銀行

公式サイトで詳細を見る

ネットバンキングの月額利用料2,200円
振込手数料(他行あて)3万円未満:495円、3万円以上:660円
当日振込可能時間15:00まで
口座開設までの最短日数2週間程度

使いやすさは平均レベル。振込手数料が高めな点はネック

良い

  • ・Pay-easyが無料のうえ、でんさいネットを使って資金調達も可能

気になる

  • ・当日振込は15:00までで、リアルタイム振込が使えない
  • ・月額利用料が2,200円と割高だった
  • ・振込手数料が同一行あて・他行あて関係なく発生する

「三井住友銀行」は、メガバンクの一角で全国に営業拠点を持つ実店舗型の銀行です。

「Web21」という法人向けネットバンキングサービスを提供しています。4つのコースに分かれており、1番グレードの低いコースは対応機能が少ないものの、利用料は無料なのでお試し感覚で利用可能です。今回は、2番目にグレードの低いデビュータイプでの機能やコストを検証しました。

検証では、使いやすさが一般的な水準です。公共料金や税金をネット上から決済できるPay-easyに無料で対応しており、でんさいネットを使って資金調達ができます。当日振込は15:00まででリアルタイム振込も使えないのは懸念点ですが、公共料金・税金の支払いや急な資金需要に対応可能な法人口座といえるでしょう。

一方で、コスト面は低評価でした。ネットバンキングの月額利用料が2,200円で、振込手数料が同一行・他行あて問わず発生する点がネックです。手数料の金額も比較した法人口座の平均より高いので、コストを抑えて取引したい法人には向かない法人口座といえます。

振込手数料(同一店あて)3万円未満:110円、3万円以上:220円
振込手数料(本支店あて)3万円未満:220円、3万円以上:440円
主な対応ATM三菱UFJ銀行ATM、三井住友銀行ATM、みずほ銀行ATM、ゆうちょ銀行ATM、セブンATM、ローソンATM、イーネットATM
ATM利用手数料入金:0〜220円、出金:0〜220円
必要書類口座開設申込書、代表者または手続者の本人確認書類、法人の印鑑証明、履歴事項全部証明書、本店・主たる事業所の建物登記簿謄本または賃貸借契約書、事業内容が確認できる資料など
リアルタイム振込可能 
Pay-easy対応 
口座振替可能(有料)
定額自動振込あり 
総合振込可能 
総合振込の件数30件
海外送金可能 
融資商品あり(中小企業向け融資、ビジネスセレクトローン、でんさいネットなど)
複数口座の開設が可能 
発行可能なネットバンキングのアカウント数200個
助成金の受取可能 
スマートフォンアプリあり 
優遇サービスの内容申込月から最大4か月間月額料金が無料

人気法人口座全11サービスを徹底比較!

mybestではベストな法人口座を「各取引を低コストで行え、いつでも振り込みできる使いやすい口座」と定義。

そんなベストな法人口座を探すために人気の法人口座11社を集め、以下4つのポイントから徹底検証しました。

検証①:ネットバンキングの月額利用料

検証②:振込手数料

検証③:当日振込可能時間

検証④:使いやすさ

今回検証した商品

  1. GMOあおぞらネット銀行
  2. PayPay銀行|PayPay銀行
  3. SBI新生銀行|SBI新生銀行
  4. みずほ銀行|みずほ銀行
  5. ゆうちょ銀行|ゆうちょ銀行
  6. りそな銀行|りそな銀行
  7. イオン銀行|イオン銀行
  8. 三井住友銀行|三井住友銀行
  9. 三菱UFJ銀行|三菱UFJ銀行
  10. 住信SBIネット銀行|住信SBIネット銀行
  11. 楽天銀行|楽天銀行

1

ネットバンキングの月額利用料

ネットバンキングの月額利用料の安さが十分な商品として、ユーザーがとても満足できる基準を「ネットバンキングの月額利用料が無料の商品」とし、以下の方法で検証を行いました。

スコアリング方法

各銀行の公式サイトから公表されているネットバンキングの月額利用料を調査。調査したネットバンキングの月額利用料を以下の評点テーブルに照らし合わせ、安いものほど高評価として点数つけを行いました。

月額利用料の評点テーブル

5点:0円

4点:300円

3点:600円

2点:4,00円

1点:8,000円

2

振込手数料

振込手数料の安さが十分な商品として、ユーザーがとても満足できる基準を「振込先の金融機関を問わず無料で送金できる商品」とし、以下の方法で検証を行いました。

スコアリング方法

各銀行の公式サイトから振込手数料を同一店あて・本支店あて・他行あてに分けて調査。調査した手数料を以下の評点テーブルに照らし合わせ、安いほど高評価として点数つけを行いました。

同一店あての評点テーブル

5点:0円

4点:50円

3点:120円

2点:220円

1点:330円

本支店あての評点テーブル

5点:0円

4点:60円

3点:200円

2点:350円

1点:500円

他行あての評点テーブル

5点:0円

4点:150円

3点:300円

2点:450円

1点:600円

3

当日振込可能時間

当日振込可能時間の長さが十分な商品として、ユーザーがとても満足できる基準を「24時間いつでも当日振込扱いになる商品」とし、以下の方法で検証を行いました。

スコアリング方法

各銀行の公式サイトから当日振込扱いになる時間を調査。調査した当日振込できる時間を以下の評点テーブルに照らし合わせ、長いほど高評価として点数つけを行いました。

当日振込可能時間の評点テーブル

5点:23:50まで、またはそれ以降も当日振込可能

4点:23:00まで

3点:18:00まで

2点:15:00まで

1点:14:00まで

4

使いやすさ

使いやすさが十分な商品として、ユーザーがとても満足できる基準を「口座振替や総合振込など幅広い機能に無料対応している商品」とし、以下の方法で検証を行いました。

スコアリング方法

法人口座の使いやすさに関わる機能を、下記検証条件に記載した項目と定義しました。公式サイトを使って、定義した項目に該当しているかを調査。該当する項目の合計点が高いほど高評価として点数つけを行いました。

検証条件

使いやすさに関わる機能として定義した項目

  • 口座振替に無料対応(10点)
  • 口座振替に有料対応(5点)
  • Pay-easyに対応(10点)
  • 総合振込に無料対応(10点)
  • 総合振込に有料対応(5点)
  • 総合振込の対応件数が10,000件以上(5点)
  • 総合振込の対応件数が5,000件以上、10,000件未満(4点)
  • 総合振込の対応件数が2,500件以上、5,000件未満(3点)
  • 総合振込の対応件数が1,000件以上、2,500件未満(2点)
  • 総合振込の対応件数が1,000件未満(1点)
  • 手形割引(またはでんさいネット)に無料対応(5点)
  • 手形割引(またはでんさいネット)に有料対応(3点)
  • 海外送金に無料対応(5点)
  • 海外送金に有料対応(3点)
  • 関連口座を10口座以上、開設可能(10点)
  • 関連口座を10口座未満、開設可能(5点)
  • 同時に発行可能なネットバンキングのアカウント数が10個以上(10点)
  • 同時に発行可能なネットバンキングのアカウント数が10個未満(5点)
  • スマートフォンアプリあり(3点)
  • 助成金の受取可能(5点)
  • 定額自動振込に無料対応(10点)
  • 定額自動振込に有料対応(5点)
  • リアルタイム振込に無料対応(10点)
  • リアルタイム振込に無料対応だが、別途手続きが必要(5点)
  • リアルタイム振込に有料対応(3点)

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おすすめ人気ランキングを見る法人口座11商品

そもそも法人口座とは?どんなメリットがある?

法人口座は、会社が取引先や従業員との資金移動ができる銀行口座のこと。仕入や売上、各種公共料金などの事業経費を1つの口座で管理できます。法人名義のクレジットカードやデビットカードを作成でき、従業員の経費精算も効率化できるので、資金の流れや手元残高も把握しやすい点が大きな魅力です。

また、すべての取引データが残る点もメリットといえます。データを使ってスムーズに決算書を作ることや、経費の無駄遣いの特定もしやすくなります。融資を受けるときも、取引データを元に審査してもらえるので、スムーズに借り入れすることも可能です。

一方で、個人口座と比べ開設までに時間がかかることはデメリット。審査期間が長いこともありますが銀行へ提出する書類が多岐に渡るため、開設を決めてから書類を用意しているとかなり時間がかかります。起業した段階から口座開設することを見越して、事前に準備を進めておくとよいでしょう。

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複数の銀行を使い分けるメリットはある?

複数の銀行を使い分けるメリットは、相手に合わせて手数料が安い銀行を選んで取引できることです。たとえば、相手先が使っている銀行と同じ銀行口座を選ぶと、銀行側が同一行間での振込手数料を無料にしているケースがあるため、お得に取引できますよ。

また、融資の審査に落ちても別の銀行で融資を受けられる可能性があります。融資の資産基準は金融機関ごとに異なるので、同じ財務状況・融資の目的説明であっても審査をパスできることもあるでしょう。

ただし、審査の基準は違うとはいえ、明確にどこが違うかはわかりません。複数の金融機関で審査を受けても、必ず融資を受けられるわけではないことを覚えておいてください。

ネット銀行を選んだときのデメリットはある?

ネット銀行のデメリットは、社会保険料や労働保険料、税金などの口座振替に対応していない場合が多いことです。この場合は都度、ATMや窓口で公金の支払いをする必要があるので手間と手数料がかかります。

また、経済セーフティ共済への加入や日本政策金融公庫の入金口座に設定できない点もデメリットです。経済セーフティ共済は、取引先の倒産時に連鎖倒産しないよう、無担保・無保証人で掛金の10倍まで借入できる制度。相手先が急に倒産するケースはいつでも起こりえるので、万が一に備えられないのはネックです。

ネット銀行のデメリットに対策するなら、都市銀行や地方銀行で口座を用意しておくとよいでしょう。都市銀行や地方銀行は口座振替で対応できる範囲が広く、政府系金融機関と連携しやすいためネット銀行でカバーできないところを補完できますよ。

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